ももたの看護記録

メンヘラ看護師の日記。

なりたかった未来否定された夢

 

昔から歌うことや踊ることが好きでした。

でも、人前に立つのは少し苦手でした。

テレビの中のアイドルにずっとずっと憧れていました。どんなときも笑顔で、きらきらしていて、可愛い衣装を着て。たくさんの人に元気や夢や希望を与えることができるんだと信じていました。

ライブ映像を見ながら踊りを真似したり、憧れていたメンバーと同じヘアスタイルやお化粧をしてみたりしていた時期がありました。

母に言ったことがあります。「アイドルになりたい」と。忘れもしません、小学5年生の夏。無理だと笑われ、「あんたみたいなブスは人を不快にさせるだけだから」「そんな体型でアイドルなんてなれるわけない」「もっと現実的になりなさい」そう言われました。それでも、どうしてもどうしてもアイドルになりたくて。歌や踊りが好きだったから。アイドルを見ると元気になれるから。私が消えてしまいたいと思った時、いつも励ましてくれたのは画面の中のアイドルだったから。私もそういうなにかになりたいから。そんな思いでダイエットに勤しみ、化粧を覚え、中学1年の夏休みに小さなアイドルグループのオーディションに参加しました。未成年は保護者の同意書が必要なので、歳の離れた従兄弟に母のふりをして記入してもらいました。悪い子ですね。書類審査合格後、面接へ。私のアイドルにかける思いをつらつらとぶつけました。結果は不合格でした。当然といえば当然でした。左手首の傷や、精神状態の悪さ、もちろん容姿もオーディション会場の中で私は劣っていました。結果を母に伝えるとただただ笑い者にされ、父には「まだそんなこと言っていたのか」と怒られました。しかし今でもアイドルは私の光です。なりたいとまでは思ってません、もうあんな緊張は懲り懲りです 笑

可愛い衣装をきて歌って踊って、とか、やってみたかったですけどね。

卒業文集を見返していたら「アイドル」と書いてあったので思い出話です。

 

今の自分は昔のなりたかった自分とは違くても、変わりたいと思った時に変われるはずだから。おやすみ。