ももたの看護記録

メンヘラ看護師の日記。

とりあえず切る

さて、めでたくリストカットを覚えた中学一年生の私。

リストカットをしたい衝動は日に日に強くなっていき、ポケットの中には常にカッターと剃刀が入っていました。相変わらず学校のトイレ、家の自室、お風呂の中などで腕を切る毎日です。

私は主にやりきれない気持ちになった時にリストカットをしたくなります。あとは自分の感情や思いが上手に伝わらなかった時など。自己満足ですね、エゴであります。

それでも一応、「このままではだめだ」いう思いもあったのです。やめたい、でもやめられない。自分を傷つけずに生きていく方法があるならとっくにやっている。そんな葛藤がありました。

 

そんな私のリストカットがバレない訳もなく、担任の先生に呼び出され1、2時間に渡り命の尊さについて有り難く(正しくいうと有難迷惑)ご指導頂きました。涙ながらに「明日にでもももたさんが死んでしまうなんて考えたら夜も眠れない」と話す担任のことを白々しく見ていた覚えがあります。自分のキャリアに傷が付くから教え子の中から自殺者なんて出したくない!という腹の底が丸見えです。親に報告して解決策を見つけましょう、といわれ私は必死に「それはやめてくれ」と言いました。しかし担任はまたもや綺麗事を押し付けてきます。そんなことをされたら親と私の間にさらに深い溝が入ってしまうなんて考えもつかないのでしょうか。結局、私のリストカット癖は親にバレてしまいました。その日はずっと「なんでそんなことするのか」「命は一つだけだ」「家族にも相談出来ないようなことなのか」などなど質問攻めにあい、上手く言葉が出ず「もうしない」と言葉のみの約束をしました。

 

そして私のリストカット癖はとどまることを知らず、高校に進学してからも手首を切る日々は変わりませんでした。